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[一枚の布「カンガ」で楽しむ東アフリカ、シンプルライフ]

カンガを日本に紹介して20年!
カンガの専門家が現地で厳選した高品質のカンガをご紹介しています。



 
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カンガとは、東アフリカ、タンザニアやケニヤの女性たちに愛されてい る一枚布のこと。
19世紀後半、東アフリカ沿岸のスワヒリ社会の中で、巻き衣として発 展してきました。
その後20世紀になって、スワヒリ社会の社会構造変化や東アフリカ一帯の社会経済変化に伴って、広く一般に愛用されるようになりました。

【カンガの発祥と由来】

アカンガ文化が醸成されたスワヒリ社会は、イスラームを基調とする文化であるためイスラームの伝搬とともに、布を巻く風習は古くから伝わっています。
16世紀のモンバサなどでは白い綿布を纏っているとの記録もあります。

そんな中、カンガが登場したの19世紀中~後半の頃のことです。。
もともとヨーロッパからもたらされたスカーフを縫い合わせた「レソ」と呼ばれる布が、デザインや着装方法の点からも現在のカンガの前駆と考えられます。。
ケニアのモンバサでは、カンガという名称より、「レソ」の名称の方が一般的で、ケニアのそのほかのエスニックグループでも「レソ」に似た呼ばれ方をしています。

また、カンガは、インドの絞り染めやイランのショールなどの要素もそのデザインの歴史の中に認められます。
1890~1910年頃の古いカンガの中にはインドの絞り染めに似たものや、西洋風のモチーフをあしらったものが多くあり、そのデザインは、試行錯誤の繰り返しだったことが伺えます。
その後、スワヒリの女性たちの嗜好を強く反映するようになり今のようなカンガが作り上げられてきたのです。

アフリカンプリントの中でワックスプリントと呼ばれる生地は、もともとは、オランダの会社が インドネシア向けのイミテーションバティックを西アフリカに送ったのがルーツと考えられており、東アフリカのカンガとは、その由来が異なっています。

カンガのデザインの構図は、ピンド pindoと呼ばれる四方ボーダーとムジ mjiと呼ばれる中央部で構成されています。
そして中央下部にジナ jinaと呼ばれる文言がプリントされています。
現地では、この文言をマネノ (ネノ 言葉の複数形)と呼ばれることも多くあります。

【女性の一生を彩るカンガ。そしてカンガは主張する。】

東アフリカの女性たちにとって、カンガは生活の中で、なくてはならないもの。
“揺りかごから墓場まで”とでもいえるくらい、カンガは女性の一生をあざやかに彩ります。

カンガの特徴は、その使い勝手の良さのほかに、カンガの中央にジナ=カンガセイイングがプリントされている点。
カンガセイイングには、昔からのスワヒリのことわざや、人生の教訓、愛のメッセージなどいろいろな言葉があります。
女性たちは、自分の気持ちや考えをとくに主張したいとき、その気持ちにぴったりのカンガセイイングの書かれたカンガを着たり、
贈ることでさりげなく自己主張します。
もっとカンガについて知りたい→ポレポレオフィスのオフィシャルサイトカンガ物語

一枚布ゆえ、使い方は自由自在。
巻きスカートやショール、テ―プルクロス、カーテンなどなど
どうぞご自身で楽しい使い方を考えて、ご愛用くださいませ。
使い方を知りたい→カンガの巻き方・使い方

【カンガの知られざる歴史】

カンガは、植民地時代には、イギリス、オランダ、スイスなどで製作されていました。
そして、なんと日本も製作、東アフリカに輸出していた時代があります。
その先駆者となったのが、大阪の西澤八三郎商店(現・西澤株式会社)です。
西澤商店は、日本製布株式会社とともにカンガ製作について研究・開発し、1928年から輸出を開始しました。
その後、1939年になると、国内では戦時体制が敷かれたためカンガの輸出は一時ストップしました。
しかし、第二次世界大戦後には、製造輸出が再開され東アフリカで大きな市場を獲得しました。
戦後カンガを生産していたのは, 昭南工業(1943年玉置捺染, 新興捺染が合併して設立, 1994年廃業), 高瀬染工、大同染工(後に大同マルタ染工, 2003年東洋紡の100%小会社, 2008年黒川工業へ譲渡), 大阪染工, 東洋紡績などです。
これらの工場で生産されたカンガは西澤をはじめ, 日綿実業(後ニチメン現双日),東洋綿花(後トーメン, 後豊田通商と合併), 伊藤忠商事, 丸紅飯田(現丸紅), 八木商店(現ヤギ)などの商社によって東アフリカに輸出されていました。
このように日本と東アフリカはカンガを通じて、古くから関係が深かったという点もとても興味深いものがあります。

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